財団からの今月のメッセージ

公益財団法人 感染症差別防止財団からご挨拶(2024年7月)

2024.07.16

2024年7月16日

会員の皆様、こんにちは。


手足口病が例年より早く流行、拡大しています。

その理由として、コロナ禍で外出を自粛する人が増えたため
流行が抑制され集団免疫が低下していること
コロナ後遺症として免疫が低下していることが考えられます。

感染経路は、飛沫感染・接触感染・糞口感染が知られています。

3~5日の潜伏期間ののち、口の中、手のひら、足底や足の甲などに、2~3mmの水泡を伴う複数の発疹が出ます。
特別な治療方法はありません。

口の中に水泡ができ食事がとり難いため、柔らかく薄味の食事、水分補給が大切です。

重症化はまれですが、合併症として急性脳炎や心筋炎があげられます


接触感染を予防するために、手洗いをしっかりすることと排泄物を適切に処理することです。

手洗いは流水と石けんで十分に洗い、タオルの共用は避けましょう。

梅雨が明け、本格的な暑さが続いています。

熱中症を防ぐため、室内では扇風機やエアコンで温度調節。
屋外では日傘や帽子を着用するなど、しっかり対策をしましょう。

のどの渇きを感じなくても、こまめに水分補給をしてください。

そして、日頃からバランスのよい食事、しっかりとした睡眠をとり、丈夫な体づくりが大切です。