当財団について 理事長あいさつ

公益財団法人感染症差別防止財団は、感染症等に関する正しい知識の普及と正しい情報を提供することにより、偏見や差別の解消を図ることを目的として、2020年11月に設立致しました。
日々、医療の現場を支える、医師や看護師等、医療従事者に対し、残念ながら、新型コロナウィルスにまつわる不当な差別や風評被害が数多く発生してしまっております。
例えば、医療職であるというだけで「近寄らないで」と心ない言葉をかけられたり、保育園に子どもを預けるのを拒まれたり、近所の人から露骨に避けられたり無視されたり等、言われなき差別ともいえる事例が散見され、医療従事者の精神的なダメージが心配されます。
偏見や差別をなくす第一歩は、一人一人が正しい知識を持つことだと思います。
我々は、正しい知識の普及や正しい情報を提供し、啓蒙活動をするとともに、感染症対策に有効な公衆衛生の向上や増進に寄与していきたいと考えております。
これらの活動を通じて、少しでも偏見や差別が解消されることを心から願っております。
私ども公益財団法人感染症差別防止財団に対しまして、皆様方の温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

公益財団法人感染症差別防止財団
理事長 杉林奈賀子